今回、8月に熊本の介護施設で夜間に起こった男性職員による女性入所者への暴行により
その後死亡に至った事件を受け、熊本県主催の高齢者権利擁護特別研修会が開催され、出席してきました。
熊本県内の介護に携わる様々の事業所が出席し、高齢者の権利を今後どのように守っていけばいいか、
3名の講師の先生の話を聴き、改めて考えさせられました。
私達、歯科医院の訪問診療では、不自由なく咬んで食べることができるお口作りを目標に訪問させて頂いていますが
、入所者の方が噛めていないことに気が付き、ご家族に歯科受診を提案してくださるのも介護士さんたちです。
忙しい中でも入所者の方の小さな変化に気付いて下さっています。
私たちにできることは、介護士さんがケアしやすいお口にしてあげることと、歯や口の中、食事の咀嚼嚥下など
で困った時に一緒に考え解決していくパートナーになりたいと思いました。
少しでも入所者の方々に寄り添った治療をしながら、介護士さんたちにも頼りにしてもらえる存在になれるように
日々勉強して行きます。
今回の様な痛ましい事件が二度と起こらないことを願うばかりです。